  ファーロの旧市街地の門のふたり
  
リスボンのポルトガル航空便でファーロ便が、1日3便運航。
リスボンのオリエンテ駅から特急列車AP、または、急行列車ICで3時間から3時間半。
リスボンのセッテ・リオスバスターミナルからバスで、3時間50分で、
ポルトガル南部の首都であるファーロに到着する。
1249年、アフォンソ3世によって再征服されたファーロは、
ポルトガルにおけるイスラム勢力終焉の地となった町である。
現在は、イギリスやドイツからの飛行機も発着している。
周辺リゾート地の玄関口としてにぎわっている。
ポルトガルの南部には、アリーナがおもな町の海岸に造られている。
そのほとんどが、ポルトガルに休暇を過ごしに来る外国の人々のヨットである。
ヨーロッパ各地からの航空便があるためにリスボンより訪れやすい場所といえる。
ファーロに接している海はラグーンといわれ、砂州やサンゴ礁により外海から隔てられた水深の浅い水域のことである。
潟(かた)、潟湖(せきこ)は、湾が砂州によって外海から隔てられ湖沼化した地形になっている。
ごく狭い水道により外海とつながっている塩湖である。
旧市街は、イスラム支配時代を彷彿とさせる石畳の狭い道と白い家並みが続いている。
旧市街は城壁に囲まれており3か所の入口がある。
アルコ・ダ・ヴィラ Arco da Vila は、「市の門」という意味である。
18世紀、ドン・フランシスコ・ゴメス司教によって造られた。
イタリア様式の柱を持ち、壁のくぼみには聖トマス・アクイナス像が置かれている。
この門の上には、コウノトリが巣がある。
アルコ・ド・レポウソは、東側の入り口である。
アルコ・ダ・ポルダ・ノヴァは、海側の入り口である。
すぐ前にツアー用のフェリー乗り場がある。
アルコ・ダ・ポルダ・ノヴァの海側の門にふたりがいた。
「この門から出ると海に出るのね。」
「夕日の見れるボートツアーがあるらしいよ。」
「あら、すてきね。乗ってみたいわ。」
「そういうと思ったよ。もうチケットはゲットしてあるよ。」
「さずがね。見直したわ。」
「楽しみにしていてよ。(夕日をみながらサプライズ・・・の予定)」
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