ジャカランダのふたり
ジャカランダ(Jacaranda mimosifolia)の満開の花をリスボンで見ることができた。
ノウゼンカズラ科 キリモドキ属 半耐寒性常緑高木(異称=Jacaranda acutifolia)
世界三大花木の一つであるジャカランダは「熱帯の桜」とも呼ばれている。
南米に渡った日本人が、キリの花に似ていることから「桐擬き」と読んで愛した花だ。
ハワイでは日系人が日本の桜を偲んで、「ハワイ桜」や「紫の桜」と呼んでいる。
熱帯や亜熱帯の各地では街路樹としても広く利用されている。
6月のリスボンでは、ポンバル公園のジャカランダの花が満開であった。
リスボンより北方面では、めったに見ることができない。
やはり南国の花なのか、エヴォラやベージャなどでもたくさん咲いていた。
散り始めたジャカランダの花は、薄紫のジュータンを作っていた。
そこへ、記念撮影をしようとふたりがやってきた。
ジャカランダの花を入れると彼女が小さくなるし、
彼女を大きくすると、ジャカランダの花が写らない。
でも彼は、ジャカランダより彼女をとるに決まっているだろう。
すてきな楽しい思い出の1枚に加わることでしょう。
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