新入生のふたり+1
ポルトガル最古の大学を中心に丘の上に広がるコインブラの町。
中世の時代からの建物がそのまま残る町並みが続く。
落ち着きのある魅力的な美しい町である。
フレッシュな印象を与えるのは大学都市だからだろうか。
コインブラ大学の構内は見どころが集中している。
パソ・ダス・エスコラスと呼ばれる旧大学部分である。
図書館、礼拝堂、小美術館、鐘楼、試験の間、大広間(帽子の間)、ラテン回廊、
鉄の門、コレジオ(カレッジ)・サン・ペドロがぐるりと取り巻いている。
学生食堂は一般に人にも開放されているという。
学生たちが旧植民地や外国からの学生も自然と受け入れている姿がある。
ヨーロッパの他の国では時折目にするような、外国人、特に黒人や
日本人も含むアジア系の人間に対する敵意や蔑視を感じることはない。
10月末の夜のコインブラ駅、なんだかにぎやかであった。
新入生歓迎会のイベントがあるらしい。
仮装したグループも集まっていた。
夜中、よっぱらいの叫び声が路地を何度も通り過ぎていった。
次の日、市場に行くと市場の売り場で数人寝ていた・・・
これも、今日だけのお祭り騒ぎであったのだろう。
すばらしき学生たちの未来に栄光あれ・・・
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