合同結婚式のふたり
リスボンで6月13日に開催する聖アントニオ祭。
街の守護聖人アントニオを祀るリスボン最大の年中行事である。
本来の祭日である13日はリスボンは休日である。
商店も閉まって街はひっそりとしている。
修道士アントニオは、本名フェルナンド・マルティンス・デ・ブリシャンである。
1195年に生まれ、イタリアのバドヴァで1231年6月13日に亡くなった。
多くの奇跡を遺したという彼は生前から人気が高く、
バドヴァやブラジルの守護聖人としても知られている。
聖アントニオは、「愛」の聖人でもある。
12日には、大聖堂で全ての挙式費用をリスボン市が
負担する合同結婚式が行われている。
パレードのチームの中にまじって、結婚式がやってきた。
このグループだけは、本物なのだろうか。
大聖堂で式をあげたばかりのカップルなのだろう。
リスボンの街をあげてお祝いした結婚式なのだ。
みんなそろって幸せになるといいな。
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