小さな半島のペニシェ博物館のふたり
リスボンのセッテ・リオス・バスターミナルからバスで1時間30分ほどで到着する。
または、リスボンのカンポ・グランテ駅からバスで2時間ほどで到着する。
カルダス・ダ・ライーニャからもオビドス経由のバスが出ている。
土日祭日は運休になるので注意が必要である。
ペニシェ市街は、陸繋島によって生まれたおよそ10kmの半島の上にある。
半島の突端はカルヴォエイロ岬である。
海岸は切り立った崖の美しい眺め、美しい砂浜からなる。
町の名はラテン語のペニンスラ(半島)に由来し、海からの風で夏でも涼しい。
ペニシェの南北には砂浜が広がりサーフィン客が多い。
町そのものは漁業を中心とした田舎町であり、のんびりとした時間が流れている。
ペニシェの半島の西沖合い10kmには、自然保護区であるベルレンガス島が浮かんでいる。
ベルレンガス島は、美しい自然と砂浜で知られている。
夏の間ベルレンガス島までの観光船(渡し船)の拠点となっている。
渡し船は小さなモータボート、漁船から中型船まで色々とある。
16世紀以降に築かれた城壁の町として知られる。
1609年、ヴィラ(町)に昇格した。
海に面した場所にたつペニシェ要塞は、16世紀に造られたもので、サラザール独裁時代には刑務所として使われていた。
(アルヴァロ・クニャルが脱獄に成功したことで有名である)
1645年に造られた要塞は、現在は博物館として公開されている。
1988年、都市の地位に昇格した。
東はオビドス、南はロウリニャ、西と北は大西洋に接している。
「今日は、バスが来なくて到着が遅れてインフォメーションが閉まっていたわ。」
「毎年の祭日が変わる聖体の日ということ気がつかなかったよ。」
「平日にしては、バスが少なくて変だと思っていたのよね。」
「祭日ということ知っていたら、わざわざ来なかったかもな。」
「最終バスまで1時間しか時間がないし、急いで見ましょう。」
「待ってくれよ。どこを歩いているのかわからないよ。」
「迷子にならないようについてきてね。」
「置いていかないでよ~~」
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