ケルース　Queluz　(2014/01)　
　Amar Portugal Photo Gallery　

　ケルース宮殿とふたり 　

リスボンのロシオ駅からシントラ方面行きの列車で１５分で到着する。
リスボンから西へ１３ｍ、王家の別荘だったケルース宮殿があることで知られる町である。
ポルトガルのヴェルサイユと呼ばれるだけあり、規模的には小さいが優美な宮殿である。

ドナ・マリア１世とその夫ドン・ペドロ３世の夏の離宮として、１８世紀に建造された。
現在は賓客のレセプションなどに使用されている。
宮殿内の見学はガイドツアーで行われる。
宮殿内で１番きらびやかな「王座の間」、
セルバンテスの小説をモチーフにした「ドン・キホーテの間」、
ハチの巣のような天井がユニークなティルーム、
発見の時代を描いたアズレージョがある「ソデの間」などを見ることができる。

庭園は、１７６２年のフランス人の建築家によってデザインされたもので、
刈り込みが美しく幾何学的なフランス式庭園と、
人工の滝や泉があるイタリア式庭園からなっている。
このふたつの庭園をつなぐのがライオンの階段で１８世紀のアズレージョが見事である。

ピンクの外観のケルース宮殿の庭園を歩くふたりがいた。
豪華な宮殿を見た後は、宮殿の主人の気分である。
夢気分で、庭園を歩く姿は、王様女王様のようである。
「将来、こんな宮殿に住んでみたいわね。」
「そうだね。頑張って働かないといけないね。」
「でも、ムリしないでね。健康はなにより大切よ。」
「君や子供たちのために長生きしないといけないね。」
と言っているかは、さだかではない・・・

（2013/05　撮影）

２０１３年版のケルース２は、しばらくお待ちください。

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