ポルトの路面電車の横のふたり
リスボンからセッテ・リオス・バスターミナルからバスで3時間30分程、
または、オリエンテ駅から列車で3時間でポルトに到着する。
リスボンから北へ約300km、ドウロ川北側の丘陵地に築かれた、起伏の多い街である。
人口約23万人、この国の商業の中心として栄えてきた。
フェニキア人やローマ人の時代から続く歴史が織り込まれた町並である。
ポルトは、カレ(ギリシア語で「美しい」の意味)と呼ばれており、
のちにポルトゥス(港)という言葉が加わって、ポルトゥス・カレとなり、
これがポルトガルという国名の起源となった。
カルモ教会 Ig. do Carmo は、サン・アントニオ大学病院の東側にある。
側面のアズレージョ(装飾タイル)がすばらしい教会である。
カルモ教会の横にあるのが、カメリタス教会 Ig. dos Carmelitas である。
2つの教会が並んで建っているのは、めずらしい。
ポルトの路面電車が3路線に増えており、中心街を走る22番の路線に乗ってみた。
カルモ教会の前に2台の路面電車が並ぶのは、30分に1回である。
ケーブルカー乗り場で、路面電車は方向を変えて折り返す。
そのカルモ教会の前の路面電車横にふたりがいた。
犬をつれているので、お散歩なのだろうか。
日曜日、この近くの広場で露天の鳥市場が開かれていた。
いろいろなペット用品なども売っている。
「急がないと、市場が終わってしまうわよ。」
「そうだね。月一回の楽しみだからね。」
「今日は、何を買うの?」
「毛皮の服なんてどうかな。」
「え~~~!! すでにふさふさの毛皮着ているのに・・・」
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