ファーロは、ポルトガル南部の都市で、アルガルヴェ地方ファーロ県の県都である。 およそ170平方kmの自然保護区、フォルモーザ潟と隣り合っている。 春と秋の渡りの季節になると、潟は100種を数える多様な鳥類の休憩地となる。 砂浜は市からおよそ7kmに渡って続き、橋を通ってたどり着ける長い砂嘴からなっている。 市街地の約4km西にファロ空港があり、夏季期間を中心に欧州各国からの年間の利用客数は500万人以上である。 ローカル列車がラーゴスやスペインとの国境の町ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオとの間を結んでいる。 |
★ ファーロの歴史 ★ フォルモーザ潟が新石器時代から先史時代後半まで人類の定住をひきつけてきた。 ローマ帝国時代に占領され重要な都市に成長した定住地オソノーバ(Ossonoba)は、歴史家によれば現在のファロの前身だという。 3世紀以降の西ゴート王国時代、ここにはキリスト教の司教座が置かれていた。 8世紀のムーア人支配の到来で、オソノーバはイベリア半島南西端における最重要の町としての地位を保持した。 9世紀、短期間だがイスラムの太守国の首都となり、防御用の壁で町が囲まれた。 この時点で、サンタ・マリーアという名がオソノーバの代わりに使われ始めた。 後に町はハルーンとして知られるようになり、現在のファロの名となった。 500年間のイスラム教徒支配の間、ファロのユダヤ人住民の一部が旧約聖書の複写を書いた。 イスラム勢力は1272年、ポルトガル王アフォンソ3世軍によって敗退させられた。 シルヴェスの都市としての重要性が衰えると、ファロがアルガルヴェ一帯の行政の役割を担った。 1596年、エセックス伯ロバート・デヴァルーがファロの町を略奪し、ファロ司教の図書館を奪った。 この時奪われた書物は後にオックスフォード大学へ寄贈され、バドリアン図書館の一部となった。 1577年、ラゴスがアルガルヴェの中心地となり、1756年までその地位にあった。 その1年前の1755年に、リスボン地震によってラゴスの町の大半が破壊された。 地震はアルガルヴェの数カ所に被害を与え、津波が海抜の低い場所にあった沿岸の要塞群を取り壊し、家々を倒壊させた。 フォルモサ潟の砂岸で守られていたファロを除くアルガルヴェ沿岸の町村ほぼ全てが、ひどい被害を受けた。 この時から、ファロはアルガルヴェの行政中心地となって今に至っている。 |
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★ コウノトリの説明 ★ コウノトリ(鸛、鵠の鳥、学名:Ciconia boyciana)は、コウノトリ目コウノトリ科に属する鳥類の一種である。 別名、ニホンコウノトリ。英名:Oriental stork (東洋コウノトリ)。 ヨーロッパで単にstorkといえばこの種ではなく、日本でいうシュバシコウ(英名:White stork)のほうを指す。 全長約110〜115センチメートル、翼開長160〜200センチメートル、体重4〜6キログラムにもなる非常に大型の水鳥である。 羽色は白と金属光沢のある黒、クチバシは黒味がかった濃い褐色。脚は赤く、目の周囲にも赤いアイリングがある。 成鳥になると鳴かなくなる。代わりに「クラッタリング」と呼ばれる行為が見受けられる。 「カタカタ」と、くちばしを叩き合わせるように激しく開閉して音を出す行動で、ディスプレイや仲間との合図に用いられる。 主に樹上に雌雄で造巣する。1腹3〜5個の卵を産み、抱卵期間は30〜34日である。 抱卵、育雛は雌雄共同で行う。雛は、約58〜64日で巣立ちする。 広義のコウノトリは、コウノトリ亜科に属する鳥類の総称である。 ヨーロッパとアフリカ北部には、狭義のコウノトリの近縁種であるシュバシコウ Ciconia ciconiaが棲息している。 羽色は似ているが、クチバシは赤。こちらは数十万羽と多く、安泰である。 「コウノトリが赤ん坊を運んでくる」などの伝承は、シュバシコウについて語られたものである。 しかし、シュバシコウとコウノトリとの間では2代雑種までできているので、両者を同一種とする意見も有力である。 この場合は学名が、シュバシコウはCiconia ciconia ciconia、コウノトリはCiconia ciconia boycianaになる。 サムネイルの画像は、表示を早くするために画素を落としてあります。 画像をクリックすると、「ファーロのコウノトリ 」の大きな画像の手動自動のスライドショウのページになります。 |
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☆☆☆ ポルトガル写真集・特別編集版 ☆☆☆ポルトガル写真集以外で画像が多いものは、特集版にしました。教会、博物館、美術館、大学、建物の内部の装飾、お祭りのパレード、市場の人々、民族衣装の人々などお楽しみください。 各ページにはスライドショウもあります。ゆっくりと見てくださいね。新しいものを上に表示してあります。 |
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