サンタレン地方の歴史は古く、最初にこの地方に人々が住み始めたのはルシタニア人まで遡ることが可能である。 その後、フェニキア人、ローマ人、西ゴート族、ムーア人と支配層は代わり、最後に、ポルトガル人が住むこととなった。 サンタレンの名前の由来の中でも最も有名なものは、西ゴート時代の聖人であるen:Irene of Tomarにちなんだ伝説である。 死後、彼女の死体は腐敗することなく、サンタレンの町に着いたことから、サンタレンの町の名前は、 Santa Iriaを誤って発音したことから由来しているだろうといわれている。 サンタレンの町の土台を作ったのは、紀元前2世紀にサンタレンを征服したローマ人たちである。 ローマ人はこの町をScalabisと名づけ、この町は、ローマ時代を通して、テージョ川中流域における 交易の中心として栄えると同時に属州ルシタニアの首都として機能した。 西ゴート王国の支配が終焉を遂げたあと、サンタレンは、ムーア人の支配下に入った。 8世紀に、アラブ人の領域に組み入れられたサンタレンは、重要な文化拠点へと発展を遂げた。 歴史家イブン・バッサーム(1147年没)や詩人イブン・サーラ(1043年 - 1123年)は、 サンタレンが生んだアラブ文化人である。 1147年、400年以上に及ぶアラブの支配を終わらせたのは初代ポルトガル王国国王アフォンソ1世である。 年代記によるとアフォンソ1世と彼の少数の軍隊が夜間に城壁を登り開門させたと伝えている。 1755年のリスボン地震とナポレオンによって引き起こされた半島戦争によって、サンタレンは多くの被害を受けた。 19世紀後半からサンタレンの復旧が始まり、上水道やガス灯、テージョ川の架橋、鉄道の整備が行われた。 この動きは、20世紀になっても続き、教育、住居、商業といったインフラストラクチャーの整備が達成された。 また、現在のサンタレンの産業の中心は、農作物の生産によっている。 |
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サンタレン駅は、サンタレン市から東にある
リベイラ・デ・サンタレン Ribeira de Santarem にある。
高台にあるサンタレン中心部までは、30分ほど坂道を歩く。
坂道を歩き、新興住宅地に入る最初に出会う教会がサンタ・クララ教会である。
重厚な建物の内部は、装飾が少なく簡素な教会である。
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17世紀に、イエズス会の聖堂として建設された。
18世紀半ば、イエズス会がポルトガルから追放されると神学校になった。
聖堂を飾るアルターピース(宗教画)は、マニエリスムやバロック様式といった様々な技法が用いられている。
(閉まっていたため、内部は見ることができませんでした。)
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コンセイサオン教会の向かいにある教会である。
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ポルトガル写真集以外で画像が多いものは、特集版にしました。
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