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コインブラ大学
コインブラ大学-アルタとソフィアは、ヨーロッパ屈指の伝統を持つ名門コインブラ大学の建造物群を主な対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。ポルトガルの古都コインブラは、特に16世紀以降、大学と密接に結びついて発展してきた都市であり、そのアルタ地区とソフィア地区には大学の歴史を刻んできた様々な建物が残る。 |
コインブラ大学のジョアニナ図書館の外観
1290年にポルトガル王ディニス1世によって設立され、神聖ローマ帝国が各国の著名な研究者を集めた研究組織ストゥディウム・ゲネラーレの認定をヴァチカンから受けている。なお、欧州において長い歴史を持つ名門大学により構成されるコインブラ・グループは、同大学の名を冠して創設された。 |
コインブラ大学のジョアニナ図書館の内部
鉄の門から見て一番奥に当たるのがジョアニナ図書館である。ジョアン5世の命令で1717年から1728年に建てられた図書館で、自然科学関連書籍などを多く集めた啓蒙時代の大学の姿を伝えるだけでなく、バロック様式風の玄関、ターリャ・ドウラーダの内装など、その美しい装飾についての評価も高く、「ポルトガル最高級の文化財」、「豪華さという意味では、世界でも一、二を争う図書館」などといった声もある。 |
コインブラ大学
大学は1290年にディニス1世によって設立されたが、当初はリスボンにあるストゥディウム・ゲネラーレだった。ポルトガル初の大学を創ろうという努力は、少なくとも1288年から行われていたが、大学設置を告げる勅許「スキエンティアエ・テサウルス・ミラビリス」(Scientiae thesaurus mirabilis) は、1290年3月1日付で出された。 |
コインブラの旧大聖堂
コインブラの旧大聖堂は、ポルトガルのコインブラにある、同国で最も重要なロマネスク様式の建築物の一つ。1139年のオーリッケの戦い後、ポルトゥカーレ伯アフォンソ・エンリケスが初代ポルトガル王アフォンソ1世として即位し、首都と定めたコインブラに建設された大聖堂である。初代コインブラ伯でモサラベ(アラブ領に住んでいたキリスト教徒)でもあったシスナンド・ダヴィデスはこの大聖堂に葬られた。 |
コインブラの旧大聖堂
外から眺めると、旧大聖堂は狭い窓と銃眼付き胸壁をもち高さがあるため、小さな要塞に似た姿である。これは、ムーア人と交戦中の時代に建てられたことを意味している。西ファサードの中ほどに扉口と、扉口に似た窓を上部に持つ塔のような建物がある。扉口も窓もどっしりとした、アラビア風・ロマネスク前派の影響を受けたモチーフで飾られている。大聖堂は丘を下る場所に建てられているため、ファサードは角の厚い控え壁で補強されている。 |
コインブラの新カテドラル
コインブラの新カテドラル(大聖堂)は、1598年に着工したバロック様式の大聖堂である。イエズス会により建造されたが、完成まで約100年という年月がかかった。祭壇にはターリャ・ドゥラーダと呼ばれる金箔で装飾した木彫りの彫刻が施されている。1772年に、旧カテドラルからこの新カテドラルに司教座が移された。 |
コインブラ大学の門の前の石畳
コインブラ大学は、13世紀に設立された世界最古の大学のひとつである。ポルトガル屈指の名門国立大学とされる。大学が街の中心とみなされ、黒いマントを着たコインブラ大学の学生が行き交う。約2万2千人が学んでいる。8つの学部が存在し、その学部ごとにシンボルカラーがある。 |
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