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ポルトガル写真集(ワインの町パルメラ)
Portugal Photo Gallery --- Palmela

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パルメラ1
おちゃめ三人組
おちゃめ三人組

パルメラ2
ワインの町パルメラ
ワインの町パルメラ

パルメラ3
あこがれ
あこがれ

パルメラ4
たいくつ
たいくつ

パルメラ5
ポサーダへの道
ポサーダへの道

パルメラ6
ガールスカウト
ガールスカウト

パルメラ7
子だくさん
子だくさん

パルメラ8
気どりネコ
気どりネコ

パルメラ9
はなせないケータイ
はなせないケータイ

☆パルメラの説明 (写真の上をクリックすると大きな写真が見れます。)☆
セトゥーバルの北に位置するパルメラは、小高い丘の上の城を頂点とする静かな町だ。
町が最も活気づくのは9月の第1週末で、
ブドウの収穫を祝う祭りに、人々は心も体も酔いしれる。
ぜひ、この地方の伝統的なワイン、モシュカテルをどうぞ。

「ポー君の旅日記」 ☆ ワインの町パルメラ ☆    〔 文・杉澤理史 〕

  

 2003年2月、首都リスボンのホテル・ベルナに旅行バックを預け1泊旅をした。 フェリーにのって対岸のカシーリャスからバスで目的地のパルメラに向かう。 10分間のフェリーから見たリスボンの町は期待していたより美しくなかった。 空が雲でおおわれていたためかもしれない。

 「ポー、こんなものよ」と写真家けいちゃんはそっけない。
土曜日のせいかバス停で1時間も待たされた。 「アクビがとまらないよ」目が真っ赤だ。

 やっと来たバスに乗り込み10分もしないうちにけいちゃんは眠りに落ちた。 後部座席で子供連れ家族がうるさかったが・・・。 鉄道ができるのか、埃が舞う工事中の道をくねくねとバスは進む。 走ること1時間。 セトゥーバルのバスセンターで、すぐ乗り換えてパルメラには30分で丘のすそ野にある広場に着く。 眠りから覚めたけいちゃんは小高い丘にこじんまりと広がるパルメラの町を見上げると、その目は写真家にかわっていた。

で、一言。「さあ、お昼にしようか」

 1時を過ぎていた。石畳の急な坂道が町の中心地に伸びている。 5分も歩かないところに小さなレストランがあった。 店の前で炭で焼く魚の煙が食欲をそそる。 魚を焼くおじさんにカメラを向けると「ジャポネーザ?」ウンウンとけいちゃんはうなずき、シャッターを切った。 隣の席で食べているものと同じものを注文したはずが、違ったものが。それも量が多く2人分きちゃったのかと、けいちゃんはあわてたが、1人分だった。
 食べ終わってから「焼き魚にすればよかったね、ポー」とけいちゃん。 特大ハンバーグのようなものは、おなか一杯になったがうまくなかった。
 坂道は続く。ハーハー荒い息を吐いてパルメラ城に着く。 城壁の先端から遠くにセトゥーバルの町とサド川の河口が光って見えた。 反対側は、いま登ってきた坂道とパルメラの町のオレンジの屋根が広がっていた。

 「けいの豆日記ノート」
坂の途中で女の子たちに出会う。玩具のカメラで撮りあっていた。 私のカメラを見ると、撮って撮ってと寄ってきた。 そばに来すぎてピンぼけになりそう。でも、ナイスポーズを決めてくれたんで楽しかったよ。ラッキー。

 パルメラはアラビタ半島の南部にある家並みの美しい町だった。 町はやや急な斜面に広がっていた。 8世紀から12世紀にかけイベリア半島を占領したイスラム教徒と、取り戻そうとするキリスト教徒の間で激しい戦いがあった。 その名残りがパルメラ城だ。 そんな歴史が刻み込まれた町だったが、今は大西洋の潮風が心地よく吹き抜ける爽やかな町であった。

 「けいの豆日記ノート」
城から下っていくと新しい公園に出会った。 その公園の上に新しい町があり、パルメラは二つの顔を持っていた。 その新しい町の教会広場で子供たちが輪をつくっていた。ガールスカウトだった。 石畳に座り込み、先輩の長い話にあきてきた新人たちは退屈そうだ。 カメラを向けても笑顔はない。それがとても可愛かったよ。

 パルメラに1泊してもいいと思ったがセトゥーバルで泊まる予定をたてていた。 急な坂道の石畳を下り、バス停に急いだ。走ってくるバスの姿が見えた。

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