未完の礼拝堂・1
未完の礼拝堂の玄関を飾るマヌエル様式の彫刻 未完の礼拝堂(Capelas Imperfeitas)は、
バターリャ修道院が完成形を見ることがなかったことを示す証でもある。
未完の礼拝堂自体は、ドゥアルテ1世によって、1437年に着工した。
目的は、ドゥアルテ1世と彼の子孫が埋葬されるための王室の第2の霊廟であったが、
実際には、ドゥアルテ1世とその妻であるレオノール・デ・レオンの2人のみが埋葬されている。
未完の礼拝堂は、もともとフュゲットが設計したものであるが、
後にマテウス・フェルナンデス設計のものが現存の礼拝堂の主な姿となっている。
礼拝堂のそれぞれの角には、ヴォールトを支えるために作られた未完の控え壁がある。
また、マヌエル様式の彫刻が施される形で、ボイタックが設計した支柱が立つ。
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